名詞

たいていの日本人にとって、「名詞に性別がある」と言われても、あまりイメージがわかないですよね。

日本語はもちろん、日本人が義務教育で教わる英語にも名詞に性別はありません。

 

簡単な例を使って、説明していきます。

 

日本語で「私は日本人です」という場合、それが男性であっても女性であっても変わりありません。

英語でも、"I am Japanese"、主語が男性であれ、女性であれ、同じ言い方です。

 

さて、チェコ語は違います。

主語が男性の場合は、"Jsem Japonec."、女性の場合は"Jsem Japonka."

ひえ~、面倒くさーい!と思った方、お気持ち分かります(苦笑)。

なぜ、名詞に性別が必要なのかは、正直、私自身、勉強不足でよく知りません。

チェコ語を勉強していく段階で、「なるほど、だから名詞に性別が必要だったんだ」と分かるものではなく、

チェコ語の起源、その時代の思想などを勉強する必要があるのではないかと思います。

 

面倒くさいから、さらっとここは勉強して・・と思いたいところですが、

この性別が分からないと、文を作るときに文法において間違えます、名詞の性別は覚えなくてはならない基礎知識となります。

 

チェコ語初級で出てくる名詞をここにご紹介します。

 

意味 男性名詞 女性名詞
学生 student studentka
友達 kamarád kamarádka
先生 učitel učitelka
チェコ人 Čech Češka
外国人 cizinec cizinka

 

男性名詞と女性名詞を見分けるとき、単語の最後のアルファベットに注目します。

男性名詞のほとんどは、子音で終わり、

女性名詞のほとんどは、a で終わります。

例外もありますが、これが基本的な見分け方です。

 

人だけではなく、物や事の名詞にも性別はあり、男性・女性だけではなく中性名詞も存在します。

 

意味 男性名詞 女性名詞 中性名詞
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郵便局 - pošta -
- kniha -
- - město
- - auto

 

中性名詞のほとんどは、o で終わります。

 

さらに、悲報をお伝えすると、男性名詞には2つのカテゴリーがあります(苦笑)。

それについては、違う回にて説明させていただきますね。