辞書

ここでは、私が使っている辞書をご紹介します。

 

まず、チェコ語の辞書を使う前に、知っておいて頂きたいことをお話しますね。

英語の動詞を辞書で調べるときのことを思い浮かべましょう。

「She participated in the seminar」という文の「participated」というところが分からず、辞書で調べるとします。

「participated」という過去形の形ではなく、ちょっとした違いではありますが「participate」という原形で調べますよね。

英語の辞書の場合、変化する品詞が少ないため、特に不規則変化をする単語に関しては、その変化した単語の綴りで調べることができますが、チェコ語の場合、変化する品詞が多いため、いちいち変化した単語を見出し語にはせず、ほとんど原形のみで載っています。

 

そのため、辞書を使い慣れるのに若干、時間がかかるかと思います。少なくとも私はそうでした(苦笑)。

 

形容詞の例:český (原形)チェコの

České pivo je výborné!  チェコのビールは最高!

Pracuju pro českou firmu.  チェコの会社で働いている。

Dostala jsem dopis od českého kamaráda.  チェコ人の友達から手紙をもらった。

Poděkoval těm českým lidem.  彼は、そのチェコ人の人たちに感謝した。

 

名詞の例:učitel (原形)先生

Potkala jsem se u doktora s tvým učtelem.  あなたの先生にお医者さんのところで会った。

Řeknu tomu učiteli, že jsi nemocný.  あなたが病気だと、その先生に伝えます。

Slyšel to od toho učitele.  それを、その先生から聞いた。

 

不規則変化の単語はさておき、各品詞の変化にはルールがあるため、そこをおさえると辞書を使いやすくなります。

頑張っていきましょう!

 

 

1.現代チェコ語日本語辞典

 

私がチェコ語を勉強し始めた10年ほど前、きっと、チェコ語を勉強していたほとんどの日本人が購入し使っていた辞書ではないかと思います。

 

使い始めは、上記に書いた理由で、辞書が使えず、「も~!!!」とイライラしてしまいましたが(苦笑)、

慣れてからは、私のチェコ語勉強において必要なアイテムで、今では、ケースはボロボロ、辞書の表紙の文字が消えかかっていますが、今後もたくさんお世話になるかと思います。

 

中級では、時々、この辞書に載っていない単語が教科書に載っていたり、他の辞書を使う必要が出てきますが、

初級では、この辞書でまったく問題ないかと思います。

 

 

2.LINGEA slovník současné češtiny

 

チェコ語をチェコ語で解説した辞書です。

こちらは、中級以上の方にお勧めします。

ある程度、チェコ語が理解できるようになったら、意味をチェコ語で理解するという形に習慣づけると、

より上達するでしょう。

 

この辞書を出版しているLINGEAのサイトで、Web辞書が無料で利用できます。

私が本屋で買った辞書より、各単語の例文が多いので、パソコンを使って勉強することに慣れている方は活用するといいと思います。

私は、パソコンが目の前にあると、余計なことに気がそれてしまいがちなので、

辞書を使って、勉強しています(笑)

 

3.Seznam.cz

 

日本の代表的なニュースサイトはYahooかと思いますが、チェコはSeznam.czです。
サイト上部のSlovník(辞書)を選び、言語はAnglický(英語)が選択されていることを確認してから、分からないチェコ語を入力して検索すると、いろいろな例を用い、英語ではどういうかが確認できます。英語ではありますが、この辞書を用いてもチェコ語の勉強になります。